騒音対策で最初に整理すべきは、吸音(音を吸う)と遮音(音を通さない)の違いです。目的を取り違えると、費用をかけても効果が出ません。EPDM発泡体は、連続気泡を吸音材として、独立気泡を気密・遮音の補助部材として使い分けられます。
| 項目 | 吸音 | 遮音 |
|---|---|---|
| 目的 | 室内の反響・騒音を減らす | 隣室・屋外へ音を伝えない |
| 原理 | 音のエネルギーを熱に変える | 面密度と気密性で透過を防ぐ |
| 効く材料 | 連続気泡のゴムスポンジ、ウレタン、グラスウール | 質量のあるボード、ゴムシート、独立気泡シート |
| 弱点 | 隙間があっても効果は残る | 隙間があると性能が大きく落ちる |
吸音率は JIS A 1405(残響室法)などで評価され、遮音性能は JIS A 1419-1 の遮音等級(D値)で 表されます。数値は材料の厚さ・密度・施工条件で変わるため、条件を指定しての評価が必要です。
| 目的 | 気泡構造 | 密度の目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 室内の反響を抑える | 連続気泡 | 80〜120 kg/m³ | 厚さを増やすと低周波にも効く |
| 振動・衝撃を抑える | 連続気泡 | 100〜140 kg/m³ | 圧縮率と反発のバランスで選定 |
| 気密を取って音漏れを減らす | 独立気泡 | 70〜150 kg/m³ | すき間をふさぐことが最優先 |
| 機器内部の騒音低減 | 連続気泡(難燃) | 80〜140 kg/m³ | UL94-HF1-V0などの難燃グレード |
騒音対策の効果は、材料単体の性能よりも施工の気密性と音の経路の把握で決まります。 壁を二重にしても隙間が1か所あれば効果は限定的で、逆にドアの気密を取るだけで体感が 大きく改善する場合もあります。ご相談時に、音源・経路・目標を伺って、優先順位から ご提案します。
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